「声優として生きていくための心構えが知りたい…」
もしくは、
「声優として第一線を走り続ける、大塚明夫の哲学を学んでみたい…」
この本は、そのような方々におすすめの本となっています。
もし少しでも興味がある方は、これから「声優魂」という書籍について、簡単に内容を紹介していきますので参考にしてみてください。
声優魂【要約・口コミ・書評レビュー】

ではさっそく「声優魂」という本について紹介していきましょう。
今回はこの本の内容を3つのポイントに分けて紹介していきます。
要約❶:大塚明夫でも「30歳近くまでバイト生活…」
まず、声優魂という本では、
⇒「大塚明夫が声優になるまでの道」とも言える内容が書かれていました。
例えば、大塚明夫さんは声優だけでやっと生活していけるようになったのは30歳近くになってから。
それまでは土木工事のバイトなどを兼業で行っていたようです。
さらに声優としての転機となるような仕事が来たのも30歳を超えてからのようで、アイドル声優とは違い、苦労人の一面もあったようです。
要約❷:「努力だけでは越えられない…才能の壁」
また、声優魂(本)の中では、
⇒「声優(役者)としての才能」についても語られています。
「才能に負けないぐらい努力してやる!そうすれば、いつかきっと…」
こんな風に思って、夢を追い続けている方も多いかもしれません。
ですが、この本で大塚明夫さんは「努力だけでは越えられない才能の壁」についても率直に語っています。
例えば、本を一部抜粋すると、以下のような内容があります。
↓↓

そこそこ才能のある人間が努力を重ねてやっと到達する領域に、いとも簡単に届いてしまう傑物がごく稀にいます。
ーー芝居の勉強をしたことがなかったのに何でこの領域にいるの?とぎょっとしてしまうような役者なのです。
そして、才能のない人間がどれだけ努力を重ねたところで、その領域には決して届きません。努力だけでもある程度はいきますが、その先の一線を越えるには「才能」というパスポートがどうしても要るのです。(p34)
夢を追いかけ続けている方にとっては、あまりにも厳しい言葉ですが、これが大塚明夫さんが出した結論のようです。
(※ちなみに、声優の傑物の例として、名探偵コナンの高山みなみさん・新世紀エヴァンゲリオンの綾波レイ役の林原めぐみさんなどを挙げていました。)
要約❸:「声優で生きていける人は…」
そして、声優魂という本の中では、
⇒「声優をやっていける人達の特徴」についても語っています。
「声優として生活していけるようになりたい…」
この本に興味を持ってる方は、こんなことを思ってる方も多いかもしれません。
大塚明夫さんは本の中で、“声優”を仕事としてもいい人の特徴として、このように語っています。
↓↓

私が思うに、声優という選択肢を選んでもかまわないのは、世間的に「ハイリスク」と言われるレベルのことをリスクと思わない人たちです。(p39)
普通に考えればリスクだらけの声優という仕事。これをやっていくには、リスクをリスクと感じていないぐらいの感覚が必要ということですね。
本書「声優魂」では、この内容についてもう少し詳しく書かれていましたので、気になった方はぜひ手に取って確認してみてください(^^)
【まとめ】声優魂(感想・評価)

ここまで「声優魂」という本についての内容をいくつか要約して紹介してきましたが、
⇒「大塚明夫の哲学を学びたい方」にはピッタリの書籍となっています。
声優を目指す方だけでなく、一流マインドを知りたい方にもおすすめですので、気になる方はぜひ手に取って読んでみてはいかがでしょうか(^^)
声優魂
「声優の多くはアルバイトとの掛け持ちで活動している」という話はまぎれもない事実です。
かくいう私自身、三十歳近くになるまで土木のアルバイトを続けていました。(p19)